ベビーカメラやペットカメラを使っていると、正直画質がちょっと悪いなと思ったことはありませんか?
そもそもカメラがなかったところに、見守りカメラを設置しているので、本当は見れるだけでも便利なのですが、ずっと使い続けてくると流石に慣れというか、もっと綺麗な映像にならないものかと思う時があります。
今回はそんな1080P フルHD程度のスマートカメラじゃ満足できなくなってしまった方に是非紹介したいTP-Link Tapo C210についてレビューしていきたいと思います。
TP-Link(ティーピーリンク)とは?
先ずはTP-Linkとは?というところから始めていきますが、正式にはTP-LINK Technologies Co., Ltdという名前の会社で、中国のハイテク産業都市でお馴染みの深圳に拠点を置く会社になります。
主に小規模な店舗や、個人向けのネットワーク機器を製造・販売している会社になります。
特徴としては、コスパの良いWi-Fiルーター、メッシュWi-Fiを数多く販売していることですね。
TP-Link製品については、以下の記事にてまとめています。
Tapo C210の外観
それでは先ずは外観から確認していきましょう。
形状はTapoのパンチルトタイプの屋内カメラと同じものです。カラー展開はホワイトのみです。
サイズ感は手のひらに収まるぐらいのサイズで、表面はプラスチックでツルッとした感じにはなりますがそこまで安い感じ(チープ)はしません。
マイクロSDカードの挿入口は、レンズを一番上に向けると、下部に出てきます。
裏面はこんな感じになります。
取り付け方法として、直置き/天井の2パターンですが、天井付の場合は付属のプレートを直接ネジで(ねじ込んで)固定するような形になります。
重量は194.3 gで、持った感じはほとんど重くないというか、むしろかなり軽い感じがします。
天井付にするのであれば、これぐらい軽い方と万が一落ちてきたとしても、怪我をする心配はなさそうです。
Tapo C210でできるようになったこと
それではTapo C210を使って、できるようになったことについていくつかピックアップして解説していきます。
基本的には前のモデルTapo C200と機能は同じになるので、基本機能については以下記事を参照してもらい、この記事ではTapo C210から新しくなったポイントを中心に解説していきたいと思います。
https://simple-was-best.com/tp-link-tapo-c200/
3MPの超画質ストリーミング
Tapo C210の一番の特徴はなんと言っても、3MPの超高画質のスマートカメラということです。
スマートカメラというジャンルの中で、3MPを出しているメーカーは2024年11月2日時点では、おそらくTP-Linkだけだと思います。
3MPと1080Pの画質の違いについては、後ろの章で詳しく比較しています。
マイクロSDカード 256 GBサポート
Tapo C2xxシリーズでは、スケジュール録画した動画の保存先として有償オプションのクラウドサーバか、もしくはマイクロSDカードに保存することができます。※
以前のモデルでは、128GBまでしかサポートしていなかったのですが、Tapo C210では2倍の256 GB(約512時間)までサポートすることができるようになりました。
そこまで大量に録画するかどうかは別として、機能としてサポートできるようになったのは嬉しいものです。
※手動録画の場合はスマホにダウンロードも可能です
AI検知(人物検知)が無料に
Tapoシリーズでは、どのカメラでも動体検知をサポートしていますが、動体検知だけであると、「人」以外のモノが映り込むことでも、カメラが反応してしまうことがあります。
https://www.tp-link.com/jp/support/faq/3267/
そういった「人」以外を検知しないようにする仕組みとして、AI検知(人物検知)機能があるのですが、この機能はC200ではTapoCareという有料オプションに入らないと使用できないものでした。
しかしTapo C210ではAI検知の人物検知だけであれば無料で使えるようになっています。
Tapo C210をセットアップしてみる
それではTapo C210のセットアップをしてみましょう。
先ずは初めてTapoシリーズを使う人は、Tapoアプリをインストールしましょう。
TP-Link Tapo
TP-LINK無料posted withアプリーチ
アプリを開くと、ログイン画面が出てきますが、こちらも初回ログインの方は先ずはサインアップ(登録)から始めましょう。
これでアカウント作成できました。
ここからアプリにTapo C210を登録していきましょう。
TP-Linkのスマートカメラの接続手順は、大きく以下のような感じです。
- Tapo Wi-Fiに接続
- 自宅 Wi-FiのSSIDとパスワードを転送
- 設定完了
登録にはアプリを開いて、右上の「+」マークをクリックして、デバイスを追加していきます。
スマホの設定から、TapoのWi-Fi(Tapo_Cam_XXXX)に接続した状態で、自宅のWi-Fi SSID&パスワードを入力していきます。
あとは、そのまま画面通り進めてデバイスに名前をつけてあげれば、これで設定は完了です。
Tapo C210 vs C200だと、どっちを買えばいいの?
Tapo C210を検討する際に、おそらく必ず一緒に検討すると思われるのが、前モデルのC200ですね。
ここではC210とC200について、詳しく比較していきたいと思います。
スペックで比較
先ずはスペックで比較するために表にしてみました。
基本的な機能の違いは、この記事でも紹介した通り、3MP(300万画素)の超高画質とマイクロSD 256GBサポート、AI検知(人物)の3点ですね。
金額としては、セールやクーポンなどにもよりますが、C210の方が約1,000円程度高くなっています。
外観で比較
外観は、全く一緒です。
並べて写真を撮ってみましたが、違いが無さ過ぎて、裏の型番で確認しないと判別ができないレベルです。
SDカードを挿入するところも、両方ともにレンズの下側から挿入します。
画質で比較
それでは、いよいよ画質をテストボックスを使ってガッツリと比較していきたいと思います。
とりあえず同じ撮影環境(ライティング)にも関わらず、映像の色味が全く違います。
C210が温かみのあるような感じで、一方でC200は冷たい感じの印象になります。
1枚目はテストカードを用いた比較になりますが、ここに関しては正直3MPの綺麗さを感じることはなかったですね。
そもそもレンズの違いなのか、ソフト側の処理なのかわからないのですが、映像の色味が違うのが気になるところです。
2枚目もテストカードを使った比較になりますが、こちらに関してはC200の方がはっきり見える気もしてしまいます。
3枚目は人形を使った映像の比較になりますが、実際に動いている映像の方がわかりやすいのですが、この下の写真でもC210の方が明らかに立体感あるの映像で、確かに3MPの高精細映像を感じることができました。
ナイトモードも比較してみましたが、こちらはそこまで違いはないですね。
気持ちC200の方が輪郭がはっきりしているような感じもします。
人形やテストカードの写真だと若干3MPの綺麗さが分かりづらいので、実際の人の手を使って比較してみました。
下の写真を見てみるとわかるのですが、C200の場合はところどころ映像がボヤッとするところがあるのですが、C210の場合は明るさの違いもあるのか、きめ細やかさが増していることが確認できました。
C200は全体的にモヤッとしている感じがあるけど、C210はそこが綺麗に見えるよ
それではどっちを買えばいいのかですが、個人的には断然「C210の方が買い」と言えます。
というのも値段を見ても、金額差は〜1,000円程度になるので、この金額を出して画質が上がっているのであれば、C210を買っておけば良いと思っています。
もちろん複数カメラを購入して、画質を求めないところには値段の安いC200を使っていくような組み合わせもありだとは思います。
まとめ
今回はTP-Link Tapo C210について、前のモデルと比較してレビューしていきました。
- 300万画素の高精細ストリーミング
- AI検知が無料
- 分割表示対応で店舗監視にも便利
- 有線接続には非対応
値段も正直そこまで4,500 円程度とリーズナブルな価格で、家庭用のスマートカメラとしては300万画素というかなりの高画質な性能を持っているのは、自宅でペットをお留守番させている方や、別室で赤ちゃんを寝かしている方などにはオススメの1台ではないかと思います。
それではみなさん参考にしてみてください。
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