IKEAのTRADFRIのリモコンって、Hue電球を操作できるのかな?
こんなこと疑問に思ったことありませんか?この記事ではそんな疑問にお答えすべく、実際トロードフリリモコンを使って、Hue電球を操作できるか確認してみましたよ!
- トロードフリを使う前にもう自宅をPhilips Hue電球で揃えちゃった
- スマートライトは便利だけど、やっぱり物理スイッチは欲しい
- Philips Hueの調光スイッチ/センサーは高過ぎる!
結論:トロードフリリモコンはHueとの共用可能!
先ずはいきなり結論から教えちゃいますと、トロードフリリモコンでHue電球は操作可能でした!
正直まさか操作できるわけないんじゃないかと思ったんですが、やってみたら意外と簡単にペアリングもできちゃったわけです。
おそらくZigbeeという規格がかなりシンプルかつ、汎用性の高いものになっていて、ベンダ独自の仕様というものが少ない規格なんじゃないかと想像します。
オン・オフはもちろん操作できる
では、実際どんな感じなのか見てください!
どうですか?ちゃんと操作できてるでしょ?
光の強弱も操作できる
もちろん光の強弱だって操作可能です。
ちょっと周りが明るすぎて、わかりづらい感じになってしまったので、実際に天井に取り付けて、操作してみたのが、下の動画です。
このように何も問題なく、IKEAのトロードフリリモコンでPhilips Hue電球を操作できることがわかりました。
今回試したのは、Hue電球の中でも一番シンプルなグラデーション機能のないものでしたが、おそらくグラデーションのものもできるんじゃないかと思っています。
ペアリング方法:トロードフリリモコンとHue電球を同期させる
ではトロードフリリモコンとHue電球のペアリング方法を解説していきますね。
手順としては2つだけです。
- トロードフリリモコンとHueブリッジを同期させる → Hueブリッジがない場合には不要
- トロードフリリモコンとHue電球を同期させる
手順の1つ目に関しては、なんで必要なのかというと、単純にリモコンと電球を同時に同期させてしまうと、Zigbeeグループが別々のものと認識してしまい、Hueアプリ経由もしくはトロードフリリモコンのどちらかからしか操作できなくなってしまいます。
そのため、まずトロードフリリモコン自体をHueブリッジの管理するZigbeeグループに同期させてあげる必要があるわけです。
手順1:トロードフリリモコンとHueブリッジを同期させる
先ずは作業開始前にLED電球の電源をOFFにして、余計な電波同期干渉を防いでおきましょう。
スマホに以下のアプリがインストールされていない場合には、こちらをインストールしておいてください。
次にTRÅDFRIリモコン/モーションセンサーとHueブリッジを5cm以内に近付けた状態で、TRÅDFRI remoteの裏のボタンを10秒押し続けます。これが本当に5cmぐらい近づけないと反応しないので気をつけてください。
次に10秒経つか経たないぐらい(待つ必要ないです)で、今度はスマホのアプリからTouch linkをクリック(というよりも連打)します
リモコン/モーションセンサーとhueブリッジが同期を始めると、リモコン/モーションセンサーの表の一部が赤くぼんやりと光り始めます。暫くすると、赤い光が消えますので、消えたら同期完了です。
Hueアプリ上では何も機器が追加されることはないので、ちゃんと出来たかどうかわかりづらいんですが、後の手順でダメならやり直しましょう。
これで、漸くHueブリッジがTRÅDFRIリモコン/モーションセンサーを認識した状態になります。
手順2:トロードフリリモコンとHue電球を同期させる
次は、いよいよトロードフリリモコンと電球を同期させていきます。
やり方はほぼ一緒ですが、アプリは必要ありません。トロードフリリモートの裏蓋を開けて、リモコンとHue電球を5cm以内に近づけた状態で、ペアリングボタンを10秒間長押ししてください。
これで同期完了です。
トロードフリリモコンとPhilips Hueリモコンの比較
こうなってくると、現在Philips Hueで自宅をスマートライト化している人の物理リモコンとして、IKEAのリモコンが選択肢に入ってくるんじゃないでしょうかね?
ということで早速比較してみました。
IKEA トロードフリリモート (多機能版) | IKEA トロードフリリモート (シンプル版) | Philips Hue Dimmerスイッチ | |
---|---|---|---|
オン・オフ | ○ | ○ | ○ |
光の強弱 | ○ | ○ (強のみ) | ○ |
カラー調光 | ○ | × | × |
シーン ショートカット | × | × | ○ |
同時操作電球数 | 10台 | 10台 | 10台 |
価格 | 1,499円 (セットで実質500円) | 799円 (セットで実質200円) | 2,800円 (Amazonで探す) |
Philips Hueとトロードフリの調光の考え方がちょっと違っていて、トロードフリリモコンの場合は、カラーを調光するので、スイッチ単体でいろいろな色に変えることが可能です。
一方、Hue Dimmerスイッチの場合は、予め設定した「シーン」をボタンに割り当てておいて、そのシーン、例えば1回押したら「集中するのシーン」で白色に、2回押したら「パーティのシーン」で7色に光るなどです。
どちらかが良いのかは、本当に使い方次第と言ったところだと思います。
ただやはりなんと言っても、IKEAトロードフリリモコンの値段の安さに関しては、Hue Dimmerスイッチなんて目じゃないぐらいになっていますね。この価格なら、一部屋ずつリモコンを置いても何も問題ないぐらいのコスパになっています。
https://simple-was-best.com/ikea-tradfri-remote-sensor/
トロードフリで使えるリモコン&モーションセンサーはHueでも使える!
また今回実際に試してはいないんですが、おそらくモーションセンサーも普通に使えるはずです。
というのも、トロードフリの場合、モーションセンサーもリモコンも、同期方法は全く一緒です。そのため同様の手順で、モーションセンサーも同期することが可能になっています。
つまりモーションセンサーに関しても、Hue電球を操作可能なので、こちらも現在Hue モーションセンサーを使っている人は、トロードフリモーションセンサーに取り換えることが可能になっているというわけですね。
IKEA Tradfri ワイヤレスモーションセンサー | Philips Hue モーションセンサー | |
---|---|---|
IP等級 | IP44 | IP42 |
使用環境 | 屋内 屋外(但し屋根の下) | 屋内 |
検知角度 | 60度/120度 | 100度以下 |
検知距離 | 10m/5m | 12m |
稼働時間の設定 | △ (日中or夜間のみ) | ◎ (アプリで設定) |
点灯時間 | 3分固定 | 自由に設定可能 |
光の強さ | 30% or 100% | 自由に設定可能 |
価格 | 1,499円 (セットで実質500円) | 4,500円 (Amazonでみる) |
モーションセンサーで単純比較してみると、やはりHueブリッジ経由でアプリで細かく設定できるHueモーションセンサーの方ができることが多いですね。但し、Hueが屋内限定にしてるのに対して、IKEAトロードフリのモーションセンサーは、IP44という飛沫耐性があるので、屋根があるところであれば、屋外にも使えそうです。
また金額的には圧倒的にトロードフリの方が安いので、細かい設定がいらない廊下などであれば、トロードフリモーションセンサーで十分かと思います。
https://simple-was-best.com/ikea-tradfri-remote-sensor/
あとがき
結果としては、ちょっと調べてはいけない扉を開いてしまった気がします。
だってHue電球がトロードフリで操作できるんですよ。つまりはトロードフリで唯一の弱点であったE17バルブが、Hue電球を使うことで代用できるわけですよ!
これでスポットライトにもHue電球 E17を使うことで、自宅の全照明のスマートライト化が可能になったことがわかりましたよ。
我が家のようにHue x トロードフリの混成構成にしている人もあまりいないのかもしれませんが、Hueブリッジにトロードフリ電球を接続するというのは、正直トロードフリの格安さと、Hueアプリの細やかな操作のいいとこ取りができるということなんですよ。
是非皆さんも、お手軽に自宅をスマートホーム化してみてくださいね♪
https://simple-was-best.com/philipshue-ikea-tradfri-mixed/
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