この記事は、IKEAのスマートホームシリーズ「TRADFRI(トロードフリ)」とPhilips Hueブリッジを接続する時に、なんでHueブリッジにリモコンを同期させる必要があるのか?
そんなことを疑問に思ってしまった人向けの記事です。
HueブリッジにIKEAの格安スマートホーム電球を使いたいという人がどの程度いるのかわからないのですが、少なくとも我が家の電球はほとんどトロードフリで、ブリッジはHueという凸凹な使い方を3年近く続けています。
今回はそんなヘンテコな使い方をしている僕が考察する、「トロードフリリモコンをHueブリッジに同期させる意味」を解説します。
Philips HueブリッジにIKEAトロードフリ電球が接続できる
先ずはそもそも何を言ってるの?という人はこの記事は読まなくても良いのかもしれません笑。
スマートライトで有名なPhilips Hueなんですが、この製品のネックはなんと言ってもその値段の高さなんですよね。でもIKEAの格安スマートホーム電球を組み合わせることで、使い勝手の良い&コスパの良いスマートライトを作ることができるんです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
https://simple-was-best.com/philipshue-ikea-tradfri-mixed/
ただこのやり方を試している人は結構いるのですが、そんな時によく聞くのがHueブリッジに電球を接続してしまうと、トロードフリリモコンで電球が操作できなくなるという問題。
実はこの問題は解決できるのですが、その解決策というのがトロードフリリモコンをHueブリッジに同期させるというもの。
なんでリモコンをブリッジに同期させる必要があるのかよくわからないという人がほとんどだと思うのですが、この操作をしてみると確かにHueアプリからも操作でき、かつIKEAの格安リモコンからも操作可能です。因みにHue電球をIKEAのリモコンで操作することも可能です。
Hueブリッジにリモコンを同期させる意味
最初に言っておきますが、僕自身はZigbeeの仕様を勉強をしたことはないので、正確性については保証しません。あくまでも一般的にネットワークの知識と、今までのHue/トロードフリの挙動からの推測になります。
少し調べてみると、Zigbeeはかなり自由度の高いネットワークを自動形成するらしく、スター型/メッシュ型/ツリー型のどのネットワークにもなるそうです。
しかしZigbeeはどのネットワーク型にするかどうかは、アクセスポイントに任せており、どういうネットワークになるかは、デバイスの接続の仕方次第になるんじゃないかと思います。
上の図で言うと、おそらくHueブリッジと、トロードフリリモコン、電球は以下のような関係になるんだと思います。
コーディネータ (アクセスポイント) | Hueブリッジ |
ルーター | トロードフリリモコン |
エンドデバイス | 電球 |
ということは、勘の良い人はわかってきましたね。
つまりこういうことなんだと思います。リモコンをコーディネーターであるHueブリッジに同期せずに、直接電球に同期させてしまうと、電球は「親」だと思っていたアクセスポイントとの接続を切って、後から同期されたリモコンを「親」だと認識してしまうわけです。
なので、ルーターをアクセスポイント(Hueブリッジ)に同期させた後に、電球に接続することで、Hueブリッジ、リモコン、電球がメッシュ型もしくはツリー型ネットワークを自動形成することができるんですね。
仕様を細かく調べたわけではないですが、おそらくこれが真相になるんじゃないかと思います。
まとめ
今回はあんまり興味がある人がいるのかどうかはわからないんですが、自分でも前々からちょっと気になっていたので、調査&考察した内容を整理してみました。
IKEAスマートホームは電球も、もちろんすごい安いんですが、個人的にはトロードフリリモコンの安さは半端じゃないと思っています。
Hueシリーズだと、リモコンだけで5,000円近くするんですが、トロードフリであれば電球とセット購入実質500円程度で購入できてしまうので、コスパ最強と言えると思います。
またいくらアプリで操作できると言っても、やはり物理スイッチがあるとなんだかんだ便利なんですよね。毎回毎回スマホを開くの面倒ですし。
ということで、今回はふとしたトロードフリにまつわる疑問について考察してみました。
皆さんも是非ご参考あれ。
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