小さな赤ちゃんやペットがいる家庭によく使用される見守りカメラ。
我が家も使用していましたが、一般的にこのタイプの見守りカメラには、固定式の小型カメラが使われる場合と、レンズ自身を動かすことができるパンチルト式の2種類が存在します。
なんとなくパンチルト式の方がレンズが動かせて、より広く画角が取れるように思えますが、実はパンチルト式が最も画角が取れるのは、天井付にした場合のみで、それ以外の場合はむしろ画角が狭くなるって知っていましたか?
今回はそんな見守りカメラの設置方法について紹介していきたいと思います。
見守りカメラは画角が取れない
一般的なパンチルト式のカメラは、垂直方向および水平方向での首振りができるようになっています。
以下は、TP-Link Tapo C200の場合の可動角になります。
水平方向 | 360度 |
---|---|
垂直方向 | 114度 |
一見すると、ほぼ死角がないようにも思えますが、実は垂直方向の映像に死角があります。
床おきする場合には、下の角度は床しかないので、そこまでの死角を感じませんが、机や台の上でに置いた場合には、 カメラの正面下部分が丸々死角になってしまいます。
これはカメラのレンズの角度上、正直どうしようもない角度で、どうしても死角を無くしたい場合には、天井付にして部屋の隅などに Tapo C200を設置するしかないです。
ただ賃貸であると、天井にネジ穴をつけられないなどもあるでしょうから、なかなかハードルが高くなっていますよね。
もちろん賃貸だけでなく、戸建てであってもなかなか天井にネジ穴をつけるのはハードルが高いです。
天井取付器具を使えば石膏ボードにも原状回復無しで取り付けができる
ただ実は、天井付であっても、ほとんど傷跡を残さずに設置できる方法があるんです。
その方法が、石膏ボード用の止め具アダプタを使う方法です。
この方法は、もともと無印良品などでもよく使われている石膏ボードに細い釘のような留め具をボード内でクロスさせて使うことで、耐荷重を増やして使用することができるというやつです。
ただこのパンチングボード用の止め具を使うことで、なんとネジを石膏ボードではなく、留め具に打ち込むことで、天井に固定ができるという仕組みになっています。
因みに、今回天井にいきなりつけるのは不安だったので、木材の切れ端に試しに、釘とネジを打ち込んでみましたが、ほとんど見た目的には目立たない感じにすることができました。
ネジ穴の先端が釘の中心にちょこんとありますが、この程度だけでかなり強力に固定することができています。
ということで、こんな感じで、部屋の隅の天井に取り付けてみました。
固定された感じは、かなりしっかりとついているので、落ちる心配はなさそうです。
棚置きと天井付の画角の違い
画角を比較してみました。
先ずは比較的高い位置の棚にカメラを置いた時の画角です。
次に天井付にした場合の、画角になります。
画角の違いは圧倒的ですね。
特にペットや小さな赤ちゃんが入り込みやすい角度での画角がしっかり取れていることがわかりますね。
さらにパンチルト式のカメラになっているので、部屋の隅に設置しておけば、部屋に死角はほぼなくなりますね。
より死角をなくすなら、TapoC225
因みにTapo C200の場合には、垂直方向で114度になるのですが、この角度だと実は真下が撮影できません。
真下を撮影する場合には、より可動域の広いカメラを選択する必要があります。
Tapoシリーズでは、C225であれば、垂直方向が149度まで動かせるようになっているので、カメラの真下でもカメラを動かすことが可能です。
より死角をなくしたい方はこちらも合わせて検討するのがおすすめです。
まとめ
今回は、TP-Link Tapo C200を使って、石膏ボードに原状回復無しで天井付する方法を紹介していきました。
見守りカメラを使ってみたけど、設置場所に悩んでいる方は、ぜひこの方法を検討してみてください。
この方法を使えば、ほぼ全ての住宅で、設置場所に困ることはありませんし、部屋中の画角を確保することが可能です。
爬虫類などのペットを飼育している部屋や、小さなが赤ちゃんがいる部屋などに設置すれば、外出先からでも安心して見守り用途に使用することができますね。
それではみなさん是非参考してみてください。
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