最近デスク周りをスッキリ整理して、オシャレにまとめたいと考えているのですが、スマホ用の充電器に関してもどうにかならないかと思い、今回ワイヤレス充電器を検討してみました。
特にケーブル類をまとめていきたいと思っているので、重要視したのはUSB Type-Cであることなんですが、調べてみるとUSB Type-C対応のワイヤレス充電器ってすごい数が少ないんですよね。
そんな中でも各社少ないながらUSB Type-C対応のワイヤレス充電器が出ているので、今回自分の購入検討用として選び方や各社の特徴などをまとめてみました。
ワイヤレス充電器の選び方
先ずはワイヤレス充電器を選ぶ際にポイントとなる部分をいくつか解説していきたいと思います。
充電速度(対応ワット数)で選ぶ

一般的に通常のUSB給電が5Wのものが多いです。
ただ急速充電と名前がついているものに関しては、5W以上のものを指すのが多いですね。例えば、iPhoneの純正のUSBアダプタは20Wのものになっているので、過去の充電アダプタよりもかなり早さを感じることができると思います。
ワイヤレス充電器の場合には、2022年12月17日時点での最大W数は15Wのものになっており、直接プラグで差し込むものよりは少ないですが、それでも15Wというのはかなり大きいと思っています。
ただ気をつけておきたいのが、15Wのワイヤレス充電にデバイス側も対応している必要があります。
例えばiPhoneの場合では、Qi規格での最大給電W数は7.5Wになります。iPhoneで10W以上での急速ワイヤレス充電に対応させるためには、MagSafe規格のものを使わないと15Wにはならないので注意しましょう。

またAirpodsに関しても最大は5W充電にしか対応していません。
一方で、Androidの場合には、最大15W対応しているものもあるので、最大限に急速充電させたいのであれば15W対応の充電器を買うこともアリかと思います。
- 5W → AirPods
- 7.5W → iPhone Qi規格
- 10W → Android端末(Samsongなど)
- 15W(Qi) → Google端末、Android端末など
- 15W(MagSafe) → iPhone MagSafe規格

短時間で充電したいのであれば、ワイヤレス充電ではない方がいい!
ワイヤレス充電はあくまでも補助用ぐらいに考えればほとんど不便はないよ
充電時の置き方で選ぶ


ワイヤレス充電するときに、もう一つ気になるのが、充電時の置き方になります。
大きく分類すれば、以下の3つになるかと思います。
- 平置き
- スタンド
- MagSafe
1つ目は一番オーソドックスな、平置き型ですね。
平置き型のメリットはなんと言っても、充電器の場所を取らないことになります。MagSafeを除けば、縦置きに比べるとスマホの非設置時のサイズ感はコンパクトに見えますし、コースターのような形状なのが便利な点です。
一方で、平置きのデメリットは、充電しながらスマホを操作する際に若干見づらいということ。そして充電コイルのポジションがズレてしまうと充電ができなかったり、スマホの振動によって充電コイルがズレて充電が止まってしまうような場合があることです。
縦置きのメリットは、平置きのデメリットをカバーするように充電しながら操作しやすい、見やすいこと。そして対応しているスマホであれば、充電位置を気にせずにスマホをポイと置くだけで確実に充電できることですね。
一方で縦置き型のデメリットは、充電コイルの位置が対応スマホに特化してしまっているので、充電できないスマホが存在することです。例えば、iPhone XX Max対応の縦置きワイヤレス充電器の場合、iPhone XX mini端末は充電することができません。充電するためには高さを何か(消しゴムなど)で調整させないとなりません。



個人的にはデスクの省スペース化には平置きが便利かなと思ってます
MagSafeに関しては、次の項で説明します。
MagSafe対応なのか(iPhoneのみ)


これは置き方というよりも、iPhone12シリーズ以降しか使えないのですが、デバイスの裏型に磁石が仕込まれており、MagSafeタイプの充電器にちょうどピッタリと張り付くように設置することができます。
メリットはなんと言っても、置き方の自由度が高いことになっており、宙に浮かせるように設置することもできるので、デスク上にオシャレに設置したり、車の中でダッシュボードに浮かせながら充電させることだってできます。また最大15Wの急速充電にも対応していますので、iPhoneであればQi規格よりも早い速度充電可能です。
ただMagSafeのデメリットは、貼り付けて充電させることを前提として作りになっているので、MagSafe以外のワイヤレス充電デバイスとは使いづらいことです。MagSafe自体はQi規格と互換になっているので、Qi対応のデバイスでも充電自体は可能です。
但し、前述の設置の自由度があり過ぎて、宙に浮かせるような作りになっている場合、MagSafe非対応のデバイスでは張り付くことができないので、そもそも設置すらできません。
また2022年12月17日時点でMagSafeのワイヤレス充電器は全てUSB Type-C対応ではありませんでした。多分自由度高く設計しているせいで、コネクタをつけると外れやすくなってしまうんでしょうね。



MagSafe対応じゃないデバイスにはちょっと使いづらいのよね
対応ケースの厚みで選ぶ
ワイヤレス充電をさせる際にもう一つ注意したいのが、対応するスマホケースの厚みになります。
いくつかのワイヤレス充電器を確認してみたところ、大きくは3mmなのか、5mm以上なのかという分類になっています。
- 〜3mm(Belkinなど)
- 5〜6mm(Anker、Satechiなど)
スマホケース自体の厚みは、〜2mm程度のものが多いので、基本的にはどちらでも充電できるとは思いますが、いろいろなケースに対応させたいというのであれば、厚みがある方が今後にも便利なような気がしています。
2-in-1 or 3-in-1 or シングルタイプ?


ワイヤレス充電器を調べてみると、結構スマホ用のワイヤレス充電器とApple Watch充電器がセットになった2-in-1、そこにさらにAirPods用のパッドが追加された3-in-1タイプのものがあると思います。
- 2-in-1タイプ(スマホ+AppleWatchもしくはAirPods)
- 3-in-1タイプ(スマホ+AppleWatch+AirPods)
- シングルタイプ
2-in-1もしくは3-in-1のメリットは、全てのデバイスが1つの充電器にまとめられるということになるのですが、一番のメリットはコンセントが1つになるということだと思います。
通常だとコンセントが2〜3必要になるところが、2-in-1もしくは3-in-1タイプのワイヤレス充電器の場合は、1つのポートだけど済むことになるので、ただでさえガジェットだらけでコンセント不足になっているような部屋の場合に、コンセント数が節約できるのは嬉しいポイントです。
逆にデメリットとしては、設置方法に制約が出てくることです。
どういうことかというと、2-in-1もしくは3-in-1タイプのものは、横に長かったり、逆に上に複雑に設置するようになっていたりと、空間的な設置スペースが比較的多く必要になります。
1つずつ置く方がケーブルなどを考えれば、設置スペースが多くなるようにも思えますが、1つずつ置く場合にはそれぞれ離れた場所に設置することができるので、比較的に自由度が高く設置することができますね。
さらに充電ケーブルに関しても、基本的にUSBケーブルタイプではなく、電圧の関係で専用の電源アダプタが必要になります。
ケーブルポートがUSB-A or USB-C or それ以外?


そして最後に個人的に一番重要視したいのが、ケーブルポートになります。
特にデスク周りをスッキリさせたいと思っている場合、デスク上のケーブル形状を統一させておけば、充電ケーブルをいろいろなデバイスで使い回すことができますよね?
そう言った意味では、今後のUSBの統一規格になるのはUSB Type-Cになることが確実ですので、USB Type-Cポートに対応しているか否かというは、ワイヤレス充電器のみならず今後のガジェットデバイスを選ぶ際のポイントになるかと思います。
因みにガジェットデバイスでありがちなUSBのポートの種類は以下になります。
- USB Type-A
- Micro USB
- USB Type-C



出来るだけこれからの充電ケーブルは全てUSB Type-Cにまとめたいですね♪
USB Type-C対応のワイヤレス充電器
それでは、今回はいろいろな選び方がある中でUSB Type-C対応のワイヤレス充電器を紹介していきたいと思います。
充電器のメーカーは本当にたくさん出ていますが、質の悪いメーカーのものを使うと、電池が発熱したり、膨張したり、最悪の場合には発火するリスクもあるので、安心できるものを使いたいですよね。
Anker PowerWave
先ずは充電器といえば、やはりAnkerになりますよね。
Ankerのワイヤレス充電シリーズは、PowerWaveという製品名称になっています。
旧モデルのものは、Micro USB対応のものがほとんどだったのですが、PowerWave Pad Alloyであれば、USB Type-Cに対応しています。
見た目もオシャレで、シングルタイプのものの中では使いやすいモデルだと思いますよ。


Belkin BOOST↑ Charge
次はAppleから数多く公式認定された製品を出しているアメリカのBelkin(ベルキン)になります。
Belkinのワイヤレス充電器といえば、2-in-1、3-in-1タイプのものが多いのですが、前述の通り、これらはUSB Type-Cに対応しているものはないので、USB Type-C対応のものというと、数が限られてきます。
その中でも以下のデバイスであれば、UBS Type-Cに対応したシングルタイプの充電器になります。
充電W数は最大15Wまで対応していますが、厚みが3mmまでと比較的に薄めのケースしか対応していないので注意しましょう。


また同じシリーズで、スタンドタイプのものも出ています。
こちらは、今回紹介する中で唯一のスタンドタイプになり、最大15Wの急速充電にも対応しています。
充電ながらメールを見たり、スマホを操作したりするのにはとても便利なのですが、選び方のところでも書きましたが、デバイスによっては充電コイルの位置の関係で充電できない場合もあるので注意しましょう。


Satechi
そしてこちらはSatechiのワイヤレス充電器になります。
USB Type-C対応の中華製ではないワイヤレス充電器というと、かなり数が限られてくるのですが、Satechiはデザインが優れたApple用のデバイスを数多く作っている米国のメーカーになります。
ワイヤレス充電器以外にもオシャレなUSBポートハブなども販売しています。
最大10Wまでの充電速度になるので、Google/Android端末だと多少物足りない速度になるかもしれませんが、iPhoneの場合は最大7.5Wなので、ほとんど気になりませんね。
全体がアルミニウムになっており見た目もカッコよく、さらにスマホケースの厚みも最大6mmまでサポートしているのも嬉しいポイントです。


IKEA LIVBOJ
そして最後は少し番外編的な扱いですが、北欧家具メーカーのIKEAの販売するワイヤレス充電器になります。
一番の特徴はなんと言っても、その安さです。USB Type-C対応であるのに関わらず、1,000円を切る安さとシンプルさは、入門用としてもぴったりなデバイスになるかと思います。
ただ残念なポイントは、充電W数が最大5Wまでというかなり少ないこと、そして手に入りづらいことです。2022年12月17日時点で、IKEAのネットストアでも店舗でもどこでも完売の状態になっており、この記事執筆時点では残念ながら、手に入れることができません。
個人的なオススメはAnker PowerWave
今回紹介したワイヤレス充電器の中で、個人的なオススメはAnkerのPowerWave Pad Alloyになります。
今回紹介した中でも値段と、見た目、そして機能のバランスがちょうど良いものになっていると思います。
僕も実際購入して毎日使用していますが、滑り止め加工もしっかりしていますし、スマホを置いて充電できなかったということもほとんどありませんでした。



以下の記事で詳しい使用感を紹介してます
https://simple-was-best.com/anker-powerwave-pad-alloy/


まとめ(今回紹介した全製品の比較表)
最後に今回紹介したUSB Type-Cのワイヤレス充電器を比較表をまとめてみました。
2-in-1や3-in-1の充電器もとても良いのですが、やはりUSBケーブルでは対応できないものが多いので、今後に期待というところでしょうか。
ただUSB4.0やThunderbolt規格のものであれば、USB Type-Cでも60〜100W給電できるケーブル&アダプタもあるので、今後USB Type-Cに対応した3-in-1ワイヤレス充電器も出てくるかもしれませんね。
それではみなさん、ぜひ参考にしてみてください
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