以前からずっーーーと欲しかったワイドモニター。
ついに買ってしまいました。
本来なら21万以上するモニターなんですが、うまくセールとクーポンなどと組み合わせることで、かなり安く手にいれることができました!
今までは、MacBook Pro + BenQ 4Kモニターの組み合わせだったのですが、悪くはなかったのですが、やはり2画面を行き来する面倒臭さというのは正直ありました。
これは以前49インチモニタをレビューした時にも感じたことですが、やはり1枚で大きいというのはそれだけ十二分に価値があることだと思っています。
ということで、購入してからもう2ヶ月近く使って今のところ「最高!」という感想しか出てきていませんが、早速その使用感などをレビューしていきたいと思います。
Dell 5K2Kモニター U4021QWを組み立てていく
それでは、早速組み立てから見ていきます。
このモニターですが、横幅の実寸が100cmあるので外箱も結構なサイズです。
モニター本体以外の同封品ですが、モニター脚とケーブル類になります。
同封されているケーブル類は、電源ケーブル、DisplayPortケーブル(DP-DP)、超高速USB 5 Gbps(USB 3.2 Gen1)アップストリーム ケーブル(Type-A-Type-B)、HDMIケーブル、Thunderbolt™ 4(USB-C)アクティブ ケーブルになります。
因みに後述しますが、USBポートはThunderbolt 3なのに、ケーブルはThunderbolt4の不思議。
モニター脚ですが、個人的にはモニターアームは必ずつける派なので、絶対変えたかったところです。
ただ今回のU4021QWで気をつけないとならないのは、重いということですね。
足を含めて、スペック上は13.8 kgとのことですが、足を外したところで約 10 kg ぐらいあるモニターということですね。
モニターアームで有名なエルゴトロンですが、実はLXとHXの2種類あります。2つの大きな違いは、端的に言えば荷重範囲の違いです。
対応インチ数もあるのですが、結局のところモニターの重さが耐え切れなければ、アームが勝手に下がってしまうので、重さの方が重要です。
これを見るとLXアームの場合は荷重範囲が一応ギリ大丈夫そう、だけどインチ数が合ってない・・・。逆にHXアームであれば、十分という感じです。
他の人のレビューを見てみると、どうにかLXで耐えている人もいるみたいなのですが、これだけ高級モニターですから、しっかりとしたアームを使いたい&デスクの天板が万が一割れたりするのが嫌だったので、少々お高かったのですが、HXアームの方を選びました。
また使用している天板が、ウォルナット無垢材で厚みが2.5cmと少々薄めでは合ったので、万が一天板が割れたりするのを防ぐために、接触面に補強プレートを追加してみました。
万が一、割れたりヒビが入ると凹みますしね。
こんな感じで、モニターアームを設置してみました。
HX モニターアームですが、電源ケーブルなどをアームに沿わせるように収納ができます。
アームの中に入れるのではなく、アームに接着テープがあるので、この接着テープに入る分だけケーブルを追加できるとも言えます。
みた感じ、5〜6本は収納可能です。
根本の方は、アームの中に収納するような感じです。
中身は結構広さがあるので、5〜6本が大丈夫です。我が家でも今5本(電源ケーブル、Thunderbolt、HDMI、Displayケーブル、モニターライト給電)つけていますが、普通に入っています。
それではいよいよ、モニターを取り付けていきます。
モニターはかなり重いので、2人以上で作業することを推奨します。
こんな感じで設置完了です。
美しい。。。そしてデカいぞ。
デスクは140cmの天板なのですが、モニター幅が約 95 cm なので、これぐらいがちょうどいいですね。
Dell 5K2Kモニター U4021QWのおすすめポイント
それではここでは、Dell 5K2Kモニターのおすすめしたいポイントを紹介していきます。
5K2Kの超高画質
先ずは5K2Kという、超高画質モニターの部分ですね。
解像度は 5,120 x 2,160 の 39.7 インチモニターという感じですね。
この解像度の何がすごいかというと、一般的に4Kモニターと呼ばれるUHDモニターの解像度と、49インチとデュアルQHDと呼ばれるモニターと比べてみると、圧倒的に画質とサイズ感に優れているのが今回の5K2KのWUHDモニタということなんですよ。
49インチモニターは確かにデカいです。基本的にデュアルQHDという名前の通り、QHDモニターを2枚繋げたのが、U4918DWになるわけですが、画質が4K並かというと実はそうでもなかったりします。
一方で、U4021QWについては、純粋に4Kモニターのサイズを曲面ワイドモニターに伸ばすことができているので、画質をそのままに作業範囲を拡張することができるというわけですね。
作業効率爆上がりの画面の広さ
そもそもワイドモニターって何が良いのよということなんですが、例えば僕が毎日の作業で開いているウィンドウはこんな感じです。
作業スペースごとに名前をつけると、こんな感じで、中央に作業場所、そして片側サイドに参照ウィンドウ、もう片側にそのほかの表示ウィンドウを並べるような使い方です。
こんな使い方ができるのも、縦に2160ピクセルもあるので、横だけじゃなく縦にも分割しても十分解像度が確保できるというのがこのモニターの一番のメリットですね。
あとはワイドモニターの良いところとしては、2画面弱のモニターサイズで横に3分割できるという部分ですね。
通常パソコン+サイドモニターという布陣だと、パソコン画面を作業スペース、モニターを参照スペースのような感じで2画面体制しかできないのが、ワイドモニターだと今回のように5分割などのモニタースペースを最大限に活用した作業ができるというのがポイントですね。
PBP/PIPモードで複数PCを1枚で操作できる
またこのモニターには、PBP/PIPモードをサポートしています。
基本的に使うとしたら、PBP(Picture by Picture)機能だと思いますが、これにより複数のソースの画面入力を同時に画面に投影することが可能です。
例えば、左の画面はプライベートPC、右の画面は仕事用のPCというような感じですね。
因みにこのままだと、結局は複数のパソコンを1枚に投影しているだけになるので、別途マウス&キーボードを1セットずつ準備が必要です。
そんな時にお勧めしているのが、マルチ接続可能なマウスとキーボードになります。
このマウスとキーボードは、一度に最大3台までのデバイスと接続ができ、ボタン1つで簡単に切り替えが可能です。
因みにLogicool+というアプリを2つのパソコンにインストールすれば、ボタン切り替え無しで一度に画面操作が可能だったりもします。
USBハブとしての圧倒的能力
U4021QWについては、実はハブとしての機能もかなり優れています。
入力/出力ポートに、Thunderboltを使用すれば、パソコンとモニターは1本で繋げたまま、あとはモニター下部のポートに自由にデバイスを接続することができます。
いわゆるUSBドックハブのような使い方ができるというわけですね。
- セキュリティ ロックスロット
- 電源コネクター
- HDMIポート
- HDMIポート
- DisplayPort(入力)
- 音声ライン出力ポート
- Thunderbolt™ 3(90W)/DisplayPort
- USBアップストリーム ポート
- 超高速USB 10 Gbps(USB 3.2 Gen 2(4))
- LANポート(RJ45)
- USB-Cダウンストリーム ポート
- スタンド ロック
我が家でも、モニターライトの給電や、ウェブカメラの入出力、そしてスマホの充電ポートなどと、かなり幅広く使っています。
プレミアム パネル保証
そして最後ですが、これがあるからDellから買う理由があるんですよね。
モニターというのは長く使う可能性があるものですし、使っていくうちにドット抜けなどが発生する場合があります。
そんな時に3年間であれば無償でパネル交換をしてくれるというのは、本当に嬉しいサービスだと思います。
Dell 5K2Kモニター U4021QWの気になるポイント
逆に5K2Kモニターの残念なところも一緒に伝えておきたいと思います。
めっちゃ高い。
正直これに尽きます。
単に曲面ワイドモニターが欲しいのであれば、ぶっちゃけ10万以下ぐらいでいくつか買えたりもします。
但し、ここで重要なのがやはり解像度です。
僕の場合は今まで4Kモニターを使っていたせいで、解像度が低いモニターには戻れる気がしなかったというのがあります。
そのため、例え49インチモニターであったとしても、解像度が下がるのであれば、結局のところは作業効率は下がってしまうと考えたわけですね。
どうせ買うならですが、セールの時期を狙って確実にお得に手に入れるようにした方が良いですね。
マルチタスク過ぎて気が散る
これはメリットの裏がえしになるわけですが、作業効率が爆上がりするモニターではあるものの、無限のウィンドウが同時に開くことができます。
そのために、作業スペースで開いていたものに集中できずに、いろんなところに寄り道しまくる危険性があるのもこのモニターのデメリットかと思います。
他社の5K2Kモニターとの比較
各モニターの違いはこんな感じになります。
おそらく5K2Kモニターを検討する場合には、この3つのいずれかから検討しているかと思います。
Dell U4021QW | LG 40WP95C-W | JAPANNEXT JN-5X40 | |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
モニターサイズ | 39.7 インチ | ||
解像度 | 5120 x 2160 | ||
液晶 | IPS | NanoIPS | IPS |
ハブ機能 | HDMI (HDCP2.2)ポート x 2 DisplayPort 1.4(入力) 音声ライン出力ポート Thunderbolt™ 3(90W)/DisplayPort USBアップストリーム ポート 超高速USB 10 Gbps(USB 3.2 Gen 2(4)) LANポート(RJ45) USB-Cダウンストリーム ポート | HDMIポート2.0 x 2 DisplayPort 1.4(入力) 音声ライン出力ポート Thunderbolt™ 4(96W) x 2 (入力1出力1) USB 3.0 x 2 | HDMI 2.0ポート DisplayPort 1.4(入力) 音声ライン出力ポート USB-C(65W) USB-B USB-A x 2 |
購入先 | Amazon | Amazon | Amazon |
値段だけ見れば、Dell>LG>JAPANNEXTになるのですが、ハブ機能が一番劣るのもJAPANNEXTですね。
特に残念なのが電源の出力が65Wだったり、USB-Cポートが1つしかないという現在のUSBハブとしては少々物足りなさを感じる部分ですね。
またJAPANNEXTに関しては、正直未知数なのであまり選ぶ気にはなりませんでした。
となると残りは、LGなのかDellなのかという部分ですが、この2つに関しては正直好みにレベルかもしれません。
スペックだけ見ればほぼ似たようなものです。
Thunderboltが3なのか4なのかという違いもありますが、正直個人で利用する分では、スペック上のMAXを使うことはないことを考えるとほぼ同じと言えるでしょう。
ただゲーミングPCとしての評価をしていないので、ゲーミングという観点から選ぶと、5120×2160@72Hz対応したLGの方が良いのかもしれません。
但し、口コミを見ると72MHzで出力すると画面にチラつきが出たという口コミもあるため、実質50MHz運用しているという話も見ました。
そう考えると、5K2K@60Hzで安定出力してくれるDellの方がスペック上は低くとも安定しているとも言えるのかもしれません。
Dell 5K2Kモニター U4021QWと一緒に買うべきアイテム
モニターアームですが、組み立て時にも書きましたが、HXアームモニターを買っておいた方が無難です。
LXでもおそらく付きはすると思いますが、高いモニターですし、何かあった時の心とモニターのダメージが計り知れないことを考えると、HXモニターがお勧めです。
まとめ
今回はDell U4021QWの曲面ワイドモニターをレビューしていきました。
- 5K2K高画質モニター
- 作業効率鬼のワイドモニター
- PBP/PIP対応で複数PC入力可能
- USBドッキングハブ機能
- 金額が高い
- マルチタスク過ぎて気が散る
総評としてですが、買って大満足の1台です。
今までは4Kモニター+PCみたいな運用でしたが、シングルモニターの作業効率の良さはヤバいです。
格段にウィンドウを操作する手間が省け、最強マルチタスクが実現できます。
元々マルチタスクが得意な方ではありましたが、このモニターを導入したことで、その効率は確実に1.2~1.5倍までは増えた気がします。
5K2Kモニター気になるなーと思う方は、本当に試して欲しいです。
正直DellじゃなくてもLGでも良いと思いますが、本当に世界が変わるモニターだと思います。
それではぜひ参考にしてみてください。
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