PITAKA(ピタカ)といえば、航空分野でも使用される高性能な素材や、モジュール化されたエコロジー設計が特徴のブランドで、アラミド繊維や炭素繊維などの高性能な複合素材を使用しているガジェットを作っているのが特徴ですよね。
製品の例としては、以前レビューした、以下のような製品があります。
そんなPITAKAに新型のAppleWatch用バンドが出たというので早速使わせていただく機会を頂いたので、今回はこれをレビューしていきたいと思います。


世界初のカーボンファイバーとアラミド繊維のハイブリット素材からなるデザイン性
まずは、外観を見ていきましょう。
今回のバンドは、PITAKAを特徴するカーボンファイバーとアラミド繊維という2つの素材を掛け合わせることで、「カーボン柄は好きなんだけど全部一緒でちょっと飽きたなぁ、もうちょっとデザイン性が欲しい!」といったような声に応えたものとなります。
これにより、カーボンの耐久性と、アラミド繊維のデザイン性のいいとこどりを目指したものです。
ラプソディは、モンドリアンの作品と幾何学的な抽象芸術の原理からインスピレーションを得てデザインされました。
心なしか、アウトドア用のパラコードなどの織物バンドが意識されます。


背面は、渋いカーボン柄で非常に格好良いです。


開封したところがこちら。


付属品は、バンド本体の他、予備コマ、バンド調整用のピン、Apple Watch接続用金具(大、小)です。
留め具のところにPITAKAの刻印が入っていておしゃれです。シンプルなデザインとアラミド繊維の上質な素材感で王道の高級感の出し方をしているのが好印象です。


取り付け、調整してみた
早速自分のAppleWatshに取り付けてみました。
まずは、接続用金具を小さい物に取り替えます。


付属の調整用金具でピンを押して取り替えます。
取り替え自体はとても簡単ですが、たまにピンが飛んでいくことがあるので、指で押さえながら行うと良いでしょう。
つけてみました。


横から。サイドのデザインも抜かりなしです。


裏側にカーボンがチラ見えするのが個人的にとても良いと思います。


PITAKAカーボンファイバーウォッチバンド(ラプソディ)の良いポイント
留め具がマグネットなので、ぱちっと止まる


特許取得済みのマグネット留め具と安心ロックの構造となっていて、Apple Watchがピタっと固定されるため、片手で簡単に取り外すことができました。


留めた後に止金が見えないのがとてもシンプルでいいですね。ループ系バンドが好きな方にもおすすめです。
装着していることを感じさせない軽さと快適な付け心地
わずか32gと、ピーマン一個とほぼ同じ重さです。
AppleWatch用のハード素材のバンドって、金属製とかだと結構重くて、PC作業の時に外したり、寝る時つけておくには気になったりするので布製、革製のバンドを選んだりしていたんですが、これならずっと着けていられる軽さと思いました。


一つ一つのコマは柔軟に腕にフィットするので良好な付け心地です。
つけるApple Watchのサイズを選ばない
Apple Watchにはサイズが大小あり、接続部分の大きさも2種類あるため、通常はバンドの共有ができません。しかし、この製品は接続パーツが分離でき、大小それぞれのサイズに合わせた接続パーツが付属しているため、Apple Watchのサイズを問いません。これは画期的な点だと感じました。
この商品は、接続パーツが分離できて、大小のサイズに合わせた接続パーツがついているので、接続するApple Watchを選びません。


これにより家族やパートナーと共有できたり、買い替えの際にサイズを変えたいような時もバンドを買い換えることなくそのまま使うことができます。
こういうサステナブルなところがとても良いです。


気になるポイント
ここではPITAKA カーボンファイバーウォッチバンド(ラプソティ)の気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
マグネット留め具が完全に固定されないことがある
これは腕につける時なんですが、マグネットのおかげで、ピタッとは着くんですが、若干安心ロック方がカッチとなっていない時があります。


横から見るとこんな感じなんですが、上から更に押さえることでパチっとすることができます。
落ちることはないですが、つける際にちょっと気をつける必要があります。


ニット素材に引っかかる
これはリアルカーボンの素材の仕様上どうしようも無いところかもしれませんが、角の処理が甘いのか、ニット素材のソファーに押し付けていたところ、ほつれてしまいました。
ニット素材との接触には気をつけましょう。
金額はやや高め
このバンド単体で1万6千円程度しますので、バンド単体として見るとちょっと高いと感じます。
ただ、リアルカーボンとアラミド繊維という唯一無二の素材と軽さ、そしてカーボンらしからぬデザインに惹かれた方には逆にもうこれしかないという魅力が備わっているプロダクトだと思います。
他製品との比較
ここでは、比較検討対象としてApple純正バンドを比較してみました。
価格はやや高めですが、Apple純正バンドよりも安価であり、純正バンドを検討している方にとっては十分選択肢に入る価格設定だと思います。
カーボンファイバーウォッチバンド(ラプソディ) | ミラネーゼループ スレート | リンクブレスレット スレート | |
---|---|---|---|
画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
メーカー | PITAKA | Apple | Apple |
素材 | カーボンファイバー&アラミド繊維 | ステンレス | ステンレス |
調整方法 | コマ | マグネットによるフリーサイズ | コマ |
重さ | 32g | 40.5g | 59g |
価格 | 15999 | 14800 | 52800 |
購入先 | Amazon | Amazon | Amazon |
まとめ
今回は、PITAKA カーボンファイバーウォッチバンド(ラプソディ)をレビューしました。


- 留め具がマグネットなので、ぱちっと止まる
- 装着していることを感じさせない軽さと快適な付け心地
- つけるApple Watchのサイズを選ばない
- マグネット留め具が完全に固定されないことがある
- ニット素材に引っかかる
- 金額はやや高め
この製品を一言で表すと、デザイン性に優れたカーボン素材を使用した、軽くて使いやすいバンドです。
PITAKAファンはもちろんのこと、カーボン素材が好きで他と違うバンドを探している方にもおすすめできると思いました。
こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。
- カーボン好き
- PITAKAファン
- ハード系で軽いバンドを探している
- 留金がすっきりしたデザインのバンドが欲しい
それではみなさん是非お試しあれ。
コメント