今使っているMagEZcaseは、apple純正のMagic keyboardやマグネット着脱式のケースを使う際に保護されない側面や、着脱時に裸になってしまうことに対する保護をしてくれるインナーケースのようなもので非常に気に入っています。
そんなPITAKAのMagEZ Caseに新型が出たというので早速使ってみました。
というわけで、今回はこれをレビューしていきたいと思います。
シンプルなデザイン×カーボン調アラミド繊維の高級感
今回手に入れたのは、iPad Pro 2022/2021 11インチ用となります。
早速開封、、、の前に、箱を前面から撮っていきましょう。
こちらは背面。
開封したところがこちら。
カーボン調のアラミド繊維の高級感がいいですね。素材自体も適度に硬く、しっかり保護してくれそうです。
箱の中にはケース本体のほか、充電用のケーブルが入っています。詳細は後ほど書きますが、このケースの目玉機能はこちらのワイヤレス充電機能なのです。
箱から出してみました。裏側にUSB Type-C端子が見えますが、これはワイヤレス充電用の端子になります。
拡大してみました。PITAKAの刻印が入っていておしゃれです。シンプルなデザインとアラミド繊維の上質な素材感で王道の高級感の出し方をしているのが好印象です。
旧製品と並べてみました。
素材感はほぼ同じ。外見で変わっているのは、ちょうど中心に”×”1マークのように見えるワイヤレス充電用の端子となっています。
PITAKA MagEZ Case 2 の良いポイント
ワイヤレス充電が可能に
背面のX形状の端子が、iPad Pro側のUSB Type-Cに繋がっており、これに合わせたマグネット脱着できる独自の端子を使うことで、まるでMagsafeのようにワイヤレス充電をすることが可能となっています。
こちらが充電用の端子、縦でも横でもX形状の端子に会うように作られた金属部分が見えておりここから電源が供給され、充電することができるようになっています。
薄くて軽い
わずか1.4mmの薄さ、重さは82gと、ほぼケースをつけていないくらいの薄さ&重さです。これにより、Apple pencilも使え、インナーケースとしても使えるようになっています。
Apple pencilを取り付ける箇所は少し窪んでおり、ずれることもなく良好な付け心地です。
Apple純正Magic keyboard等のマグネットケースに対応
iPadを使っていて、ペンを使って書き物をしたいときと、youtube等の動画を見たい時、打ち込み作業をしたいとき、WEB会議をしたい時など、画面の角度とか、キーボードのあるなしとか、その時だけ使いたいケースってあるじゃないですか。
iPadってノートPCと違って、なんでもできる魔法の様なデバイスなんですが、単体では何をするにも中途半端というか、適切なケースがついてこそ性能を発揮するものなんですよね。
その際に、いちいちケースを着脱するのが地味に面倒、なんてことありますよね。
例えば、ペンを使って作業したい時は、このケースをつけたまま、マグネット取り付け可能なAppleのSmartFolioケースなどにピタッと重ね付けできてしまうんです。
で、打ち込み作業したい時は、Smart keyboard FolioやMagic keyboardへそのままピタッと。
これらのApple純正のマグネットケースって、iPadを裸の状態でつけ外しする必要があって、若干傷が心配になります。
そこで、このPITAKA MagEZケース2をつけておくと、その心配が改善されて、Apple純正のケースとも互換性があって、安心してiPad活用の幅を広げてくれる様なケースです。
Pita Flowのマグネットシステムでケース同士のシームレスな連携ができる
別売りのPITAKA MagEZ Charging Stand等を購入することでケースを取り付けたまま、スタンドにマグネット吸着+ワイヤレス充電が可能になり、以下の様なことがバッテリーを気にせず行うことができるようになります。
- 別にキーボードをつけることでPCライクに
- PCのサブディスプレイに
- WEB会議用デバイスとして
- 机での動画鑑賞用に
気になるポイント
ここではPITAKA MagEZ case2 の気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
充電中はUSB端子が塞がれてしまうため、ワイヤレス充電+αの作業が難しい
これは仕様上どうしようもないのですが、ケースをつけるとiPadのUSB端子が塞がります。
このように、一旦取り外すことは可能となっていますが、この状態ではもちろんワイヤレス充電はできません。
実際に取り外して、他のUSBを刺した状態はこちら。
柔らかい素材になっているので、問題なく他のUSBを指すことができます。
このような仕様ですので、ワイヤレス充電をしながら、USBハブを使用してキーボードやマウス、SSDなどを接続、みたいな作業はできません。
この点については本体にUSB-PDで電源供給できるようなUSBハブを使えばクリアできますが、使う人を若干選ぶ仕様かなと思いました。
明確にデメリットっぽくなりそうなのは、例えば、単体で外部モニターを使う時。
充電ができない状態で、外部モニターに接続するため、バッテリーの消費量に気を使いそうです。
これの対応策としては、純正MagicKeyboradを使うことでUSB端子を増やすことですが、これはこれでかなり高額ですので、持っていれば、という条件付きになります。
金額が高い
このケース単体で1万3千円以上しますので、ケース単体として見るとどうしても高いと感じます。
ですので、これはもうケースというより、iPad Proがワイヤレス充電(擬似Magsafe)対応になるということにどれだけ価値を感じるか、というところで評価が分かれるかなと思いました。
ワイヤレス充電ができるようになって、別売のスタンドとマグネット接続できるケースという価値は間違いなく唯一無二ですので、その点にどれだけ価値を感じられるかというところではないでしょうか。
単純にワイヤレス給電は不要だなと思えば、旧型のケースがありますのでそちらの方が安価となります。
旧製品との比較
ここでは、比較検討対象として旧ケースを比較してみました。
商品名 | PITAKA MagEZ Case | PITAKA MagEZ Case2 |
---|---|---|
イメージ | ||
Pita Flow対応 | ○ | ○ |
Magic Keyboardとの連携 | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | × | ○ |
コメント | ワイヤレス充電に魅力を感じなければ 必要十分 | ワイヤレス充電をしたいのであれば こちら一択 |
併売されている旧製品に比べ、変わった点はワイヤレス充電機能の有無のみですので、ワイヤレス充電に4,500円の価値を感じれない方は、旧製品でも十分良いプロダクトと思います。
まとめ
今回は新しくなったPITAKA MagEZ Case 2をレビューしていきました。
- ワイヤレス充電が可能に
- 薄くて軽い
- Apple純正Magic Keyboardのマグネットケースに対応
- Pita Flowマグネットシステムとのシームレスな連携
- USB端子を使いたい場合には注意
- 若干高価
この商品を一言で言うのであれば、iPadをより便利に、より安心に使うことができるケースといった感じでしょうか。
別売のスタンドを使うことで、ゆくゆくはPC的にも使えますので、iPadの使い方をさらに広げてくれる”只者では無い”ケースと言えます。
こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。
- Apple純正Magic Keyboard他マグネット脱着ケースを持っていて、着脱時のキズが不安
- ワイヤレス充電機能が欲しいと思っている
- Pita Flowエコシステムに浸りたい
それではみなさん是非お試しあれ。
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