先日レビューをした、PITAKA MagEZ Standに、iPadワイヤレス充電機能がついた新型が出たというのでこれは使わなあかん!、ということで、早速レビューです!
旧型はそれはそれでとても良い商品だったんですが、一つだけ気になっていたことがあったんですよね。
それは何かというと、使用中は充電ができないということです。
長時間使いたい時は、給電用にUSBを指す必要があったわけですが、それをするとマグネット脱着スタンドのシンプルさが失われて惜しいなと思っていたんですよ。今回ワイヤレス充電に対応したとのことで非常に期待していたのです。
というわけで、今回はこれをレビューしていきたいと思います。

この記事ではPITAKA様より、レビュー記事執筆のためにサンプル品を提供頂いております。
シンプルなデザイン×メタルフレーム×カーボン調アラミド繊維×オールブラックボディからくるずっしりとした高級感
今回も開封からご紹介。パッケージをとると黒い箱。ケースは変わらない様ですね。

箱を開けると、カーボン調の台座が鎮座しています。こちらの梱包も変わらずですね。
変わったこととしては、充電用の金属端子が追加されている様ですね。

スタンドは少し組み立てが必要で、台座の裏をみると、六角レンチがマグネットで貼り付けてあり、ネジを締めて組み立てるようになっています。

マグネットになっているのがポイントで、無くすことがなく、後で解体する時にも困らないのが嬉しいです。

裏面に電力表示が見えますね。
インプット:MAX45W
アウトプット:MAX20W+台座のワイヤレスアウトプットがMAX15Wとのことですね。
電源は付属のUSB-C<>USB-Cケーブルを使います。
旧型はコネクタの部分がカーボン調になっていたのですが、今回のは特にデザインが無いですね。
コストカットでしょうか。


組み立て完成、ものの1分もせずに組み立てられました。

後ろから

横から

旧型はアーム部分もブラック塗装だったんですが、新型はApple製品のスペースグレーのようなカラーですね。
台座部分はQi無線充電対応で、最大15Wの急速充電が可能となっています。こちらも旧型と同じ仕様ですね。

Androidスマホ、iPhone、AirPodsなどが充電可能です。
早速PITAKA MagEZ Case2 を装着したiPad Proをつけてみました。

縦にも回転します。

ワイヤレス充電対応になったことで、回転幅が変わったりとかいうことはなく、ちゃんと360度回転に対応させてくるあたりはさすがです。
PITAKA MagEZ Charging Stand の良いポイント
iPad本体のワイヤレス充電に対応
Charging Standの名前の通り、iPadをつけたままワイヤレス充電ができます。
マグネット脱着でピタッとスタンドにつけた瞬間充電が始まる様は、まるでMagsafeの様です。
併売されている旧製品のMagEZ Standは台座部分でのiphoneなどに対してのワイヤレス充電は可能ですが、iPad本体の方は充電できず。
ですので長時間の使用に不安があったんですよね。
今回の新型でこの部分の不安が解消されたのは大きいです。これで一日中PCライクに作業することだって可能となりました。
今の所、このようなワイヤレス充電機能があるiPadスタンドはこの製品以外ないので、これは唯一無二の機能となります。
これがやりたいというだけでも購入理由になるかもしれません。

Pita Flowのマグネットシステムでケース同士のシームレスな連携ができる
これは旧製品と同じ機能ですが一応挙げておきます。
iPadに別売りのPITAKA MagEZケース2を取り付けると、ケースを取り付けたままで、スタンドにマグネット吸着が可能になります。
360度回転+角度調整が可能で思うままのベストポジションにセッティングできる
こちらも旧製品同様ですが一応挙げておきます。
横向きや縦向きに変えたい場合、片手で軽い力で回転可能、90度ごとにカチッと止まるように設計されているので、画面を水平に調整しやすくなっており、こういう細かいところの作り込みが高級感を感じさせます。
角度も調整可能で見やすい角度に思うがまま。
快適に作業ができますね。

上に向けてみます。

WEB会議やPC作業にちょうど良い高さ
こちらも旧製品同様ですが、PC的にキーボードとマウスを使って作業をするのにちょうど良い高さで、PCモニターの横におくことを考えられた高さであることがわかります。
PCのサブディスプレイ的に使おうとしてもちょうどよく、WEB会議をするときも水平に近い目線で会話ができるので、肩が凝らずに非常に良い高さに感じます。
気になるポイント
ここではPITAKA MagEZ Standの気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
高さ調整が出来ない
PCモニターに合わせた高さを狙うとちょうど良いのですが、逆にMacBookのサブディスプレイとして使用する場合、MagEZstandの方が少し高くなってしまいます。


回転、角度調整ができるなら高さ調整もと思ってしまいますが、そこは残念ながら非対応。
これはPita Flowのエコシステムの思想からくるものと考えられます。ノートPCのサブデイスプレイとして使う時は、このスタンドではなく、他のマグネット脱着ケースにサッと付け替えてくださいということなんだと思います。
どこまでPita Flowのエコシステムにハマれるか、で、この辺りの満足度が180度ことなってくるかと思います。
ちなみに、これはノートPCの方の高さを変えてしまえば、なんてことない部分でもあります。

この様な感じで、ノートPCを持ち上げるスタンドなんかをつけてしまえばばっちりの高さにすることも可能です。
ちなみに私は下の様な感じで外部キーボードとセットで使っていますが、この様な感じでセッティングしてしまえば、iPadがMacの外部ディスプレイに早変わりです。

金額が高い
このスタンド単体で1万5千円以上しますので、スタンド単体として見るとどうしても高いと感じます。
ですので、これはもうiPadスタンドというより、iPad Proがワイヤレス充電(擬似Magsafe)対応になって、充電不要の外部ディスプレイやノートPCライクに使えるようにになるということにどれだけ価値を感じるか、というところで評価が分かれるかなと思いました。
ワイヤレス充電ができるようになって、別売のケースとマグネット接続できるスタンドという価値は間違いなく唯一無二ですので、その点にどれだけ価値を感じられるかというところではないでしょうか。
単純にワイヤレス給電は不要だなと思えば、旧型のスタンドがありますのでそちらの方が安価となります。
他社製品との比較
他社製品とは以前旧製品で比較をしていましたのでここでは、比較検討対象として旧製品との比較をしてみました。
商品名 | PITAKA MagEZ Stand | PITAKA MagEZ Charging Stand |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
縦横回転 | ○ | ○ |
角度調整 | ○ | ○ |
Pita Flow対応 | ○ | ○ |
Magic Keyboardとの連携 | ○ | ○ |
iPadの ワイヤレス充電 | × | ○ |
剛性感 | ○ | ○ |
カラー | 黒・白 | 黒 |
コメント | ワイヤレス充電に魅力を感じなければ 必要十分 | ワイヤレス充電をしたいのであれば こちら一択 |
併売されている旧製品に比べ、変わった点はワイヤレス充電機能の有無のみですので、ワイヤレス充電に3,100円の価値(ケースも専用なのでそれと合わせると7,600円の差)を感じれない方は、旧製品でも十分良いプロダクトと思います。
実際のところ、専用ケースも一緒に必要になりますので、それと合わせるとワイヤレス充電ができるスタンドで3万円の価値を感じられるのか否か、というところが判断材料になると思います。
まとめ
今回はPITAKA MagEZ Charging Standをレビューしていきました。

- iPad Proがワイヤレス充電可能に
- Pita Flowのマグネットシステムとのシームレスな連携
- 360度回転で思うがままのベストポジションに
- 高さ調整ができない
- 金額が高い
前述の通り、この商品を一言で言うのであれば、iPadをPCライクに使うことができるようになる、すごくしっかりした高級感のあるワイヤレス充電機能付きipadスタンド。
といった感じでしょうか。従来のipadケースも使いたいし、いざと言うときはPC的にも使いたいと言うニーズをとらえた商品と言えます。
新型になってiPadの充電もできるようになり、旧製品の欠点が解消されたことで、より完成度を上げたプロダクトになったと感じます。

こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。
- iPadをPCライクに使いたい
- WEB会議の時の高さが欲しい
- Pita Flowエコシステムに浸りたい
- 長時間使うので、ワイヤレス充電機能が欲しいと思っている
それではみなさん是非お試しあれ。
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