iPad Proは(Air除く)他のiPadとの差別化機能として、スマートコネクターを介した純正キーボードとの接続がありますよね。
せっかくiPad Proを使っているのだから、できれば活用したいって思いますよね。
全体を覆う普通のカバーを使ってしまうと、キーボードを接続するためにつけたり外したりが結構大変になってしまいます。
なので普段は角度がつけられる身軽なカバーをつけておいて、打ち込み作業のときにはMagic Keyboard等も使いたいというニーズを満たすマグネット脱着でよいカバーがないかなぁと探してたんです。
先日PITAKAから新しいマグネット脱着のカバーが出たというので早速使ってみました。
というわけで、今回はこれをレビューしていきたいと思います。

レザー調の高級感のあるデザイン
パッケージからご紹介。まずは表から

お次は裏です。

開封したところ。入っているのは、本体と簡単な使用方法が書かれている保護シート。

早速iPadに装着してみました。マグネットでピタッとつきました。
私の場合は、別売のPITAKA MagEZ case 2 をiPad側につけていますが、もちろん裸状態でも使用可能です。

高級感のある手に馴染むレザー調の素材感です。
プレミアムPUレザーとのことで、本物のレザーではありませんが、ある程度の撥水性があり多少は水に濡れても大丈夫な素材です。
縦横4つの角度(縦62度/横57度/横34度/横53度)で自立可能
MagEZ Folio 2は、ケースにあるスリットを三角形に折り曲げることで、4つのスタンディングモードに切り替えできます。
横置き57度


動画鑑賞やサブディスプレイとして使えそうです。
横置き53度

手元にあった smart folio風ケースと並べてみます。

若干角度が上向きですね。こちらも57度とあまり変わりませんのでお好みで、と言ったところでしょうか。
個人的には、この角度だとフラップと干渉するのが若干気になりました。

ズレてフラップが立ち上がってしまうこともありました。

ですので、フラップの収まりがいいのは、57度の方ですね。
横置き34度

こちらもsmart folio風ケースと並べてみます。

smat folioの手書き用の角度よりは若干角度がついていますね。手書きを想定した角度の様です。
しばらく手書きで使ってみましたが、個人的にはこの角度だと手首を常に曲げておく必要があるので、smart folioの角度の方が手書きには好みでした。
縦置き62度

横置き57度の畳み方で縦置きにもすることができます。
これはsmart folioにはできないですね、ドキュメントやWEB閲覧なんかにちょうど良さそうな角度です。
Apple Pencil用のカバーを併用したフラップ
Apple Pencilを保持できるフラップがついています。
ApplePencilって、マグネットで本体とくっついていますので、何かにあたってたまに落ちてしまうことがあるんですよね。
地味ですが、純正smat folioやmagic keybord、PITAKAのMagEZ folioにはついていないので、これは嬉しい機能です。

細かい仕様ですが、フラップの収納スペースが掘り込んであって、

邪魔な時は、この様に綺麗に収納することができます。

こういう痒い所に手が届くような仕様がニクイですね。
PITAKA MagEZ Folio 2 の良いポイント
前述までの説明で書いてしまいましたが、以下の様なところが良いと思いました。
高級感のある素材
手触りが良く、手の跡もつかないし、高級感があるところが良いと思いました。
4つの角度調節
折り紙の様なデザインで4つの角度調節ができます。
縦置きができるケースは少ないので嬉しい機能です。

Apple Pencil 保定用のフラップ
純正Smart FolioやPITAKA MagEZ FolioにはApple Pencil保定用のフラップがついていないので、移動中やカバンから取り出す時などに何かに引っ掛けて落としてしまうことがありましたが、これなら安心です。

Pita Flowのマグネットシステムでケース同士のシームレスな連携ができる
iPadに別売りのPITAKA MagEZ Case2 を取り付けると、ケースを取り付けたままで、こちらのMagEZ Folio 2や、別売のMag EZ スタンド、Apple純正のMagic Keyboardなどにマグネット脱着が可能になります。
※今回の装着写真はこちらの状態となっています。
ペンを使う作業、打ち込みなどの作業、動画鑑賞、WEB会議などiPadって色々使えるんですが、その都度ちょうど良い角度や高さってあるんですが、このマグネットシステムを使うことで、内側のケースを外すことなくマグネットでピタッといい角度のセッティングができるようになるんです。
iPadをいろんなシーンで持ち出したい方は、この便利さがわかるのではないでしょうか。もちろんこのMagEZ Folio2も対応しているので、Pita Flowエコシステムに浸ることができます。
気になるポイント
ここではPITAKA MagEZ Folio 2 の気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
全体的に非常によくできたケースと思いましたので、デメリットを強いてあげるのであれば、と言った感じでご覧いただければと思います。
開ける時にコツがいる
自分の場合、開ける時にケースの下部分に親指を入れて開けることが多いのですが、
折り紙構造のためなのか、一気にガバッと開くのではなくて下半分が先に持ち上がってから全体が開く構造になっており、若干ですが全部開くまでのタイムラグが気になりました。

手書きの角度が若干深い
先ほども触れましたが、手書き用の角度が若干深いように感じました。好みが分かれるところと思いますが、私の好みで言えば、smart folioの角度の方が書きやすさを感じました。
マグネット脱着できるケースですので、他に手書き用のマグネットケースを用意してしまえば問題ないかなと思います。

側面の保護が薄い
マグネット脱着式ケース共通の弱点ですが、側面まで回り込むような保護ケースではないので、側面の保護性能は低いです。
この点は対応策として、インナーケースとして、PITAKAのMagEZ Caseなどをつけてしまうことで全面保護が可能になります。

他社製品との比較
ここでは、比較検討対象として縦置き機能のあるMOFTのケースを比較してみました。
対抗馬としては、MOFT X Snapケースセットあたりになりそうですが、デザインや設置モードの角度の好みが別れそうな気がしました。
まとめ
今回はPITAKA MagEZ Folio 2をレビューしていきました。

- 高級感のある素材
- 4つの角度調整
- Alloy Pencil保定フラップ
- Pita Flowマグネットシステムとのシームレスな連携
- 開ける時にコツがいる
- 手書きの角度が若干深い
- 側面の保護が薄い
前述の通り、この商品を一言で言うのであれば、マグネット脱着可能な縦横対応のiPadスタンド。といった感じでしょうか。
マグネット脱着の身軽さ+折り紙構造で縦横設置+Apple Pencil保護+PITAKAの高級感素材で高次元にバランスされた非常に良いケースだと思います。
こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。
- マグネット脱着のケースを探している
- 素材感のあるケースが欲しい
- Apple Pencilの保定機能が欲しい
- Pita Flowエコシステムに浸りたい
それではみなさん是非お試しあれ。
コメント