スマートホームというから、なんとなく電球とかカメラとか入れて見たけど、これって単にスマホで操作ができるだけじゃないの?なんて思っている人はまだまだスマートホームを使いこなせてませんよ。
スマートホームの一番の醍醐味は、ホームオートメーション(自動化)といっても過言じゃありません。
自身の生活スタイルに合わせて家電が自動で操作されていくのは、時短にもなりますし、オートメーションが実現できれば「使ってない部屋の電気を消しなさい!」なんて、もう嫁(親)に言われなくて済みますね。
そんなオートメーションの要とも言えるのが、センサーです。
なぜセンサーかというと、単に機器をWifi/Bluetoothで繋いでスマホで操作できますって言われても、それって要はリモコンが纏まっただけで、特に目新しいことはないんですよね。
正直照明だって、2〜3歩も歩けば操作できるし、Ok, Googleにしろ、Siriにしろ、Alexaにしろ、まだまだ未熟な音声スマートスピーカに話しかけるよりも、歩いてボタンを押した方が圧倒的に早い。
だけどセンサーと家電を連携させることで、真のスマートホームというのが実現できるというわけですね。
そんなわけで今回はそんなスマートホームに必須とも言えるスマートセンサーについて解説していきたいと思います。
ホームオートメーションができるスマートセンサーの種類
一言でセンサーと言っても、正直色々ありすぎて何から手をつければ良いのかわからないかと思います。
ここでは、スマートホームでよく使われるセンサーの種類について解説していきたいと思います。
モーション(人感)センサー
先ずは王道の人感センサー(モーションセンサー)です。
このセンサーは、その名前の通り、人の動きをトリガーするセンサーになります。内部に赤外線のセンサーなどが組み込まれており、人がセンサーの前を横切ったりするときや、もしくは逆に誰もいないということを検知することができます。
人感センサーのオススメの使い方は、やはり照明との連携になります。
我が家でよく使っている使い方は以下の2つです。
- 廊下に取り付けて、人が通るときにだけ照明ON(30秒後に消灯)
- 30分間の時間の間に人の動きを検知しないときには照明OFF
この2つの使い方は本当にめちゃくちゃ便利です。
温湿度センサー
2つ目は温湿度センサーです。
温度と湿度を1度に計測できるセンサーですが、これはスマートホーム対応ということだけでなく、普通に部屋の中に置いておくようの温湿度計として活躍してくれます。
家電と連携させても良し、壁に貼り付けておいても良しとかなり便利なデバイスです。
温湿度センサーと相性の良いスマートデバイスは、エアコン(スマートリモコンからの操作)と、加湿器になります。
- 部屋の温度がXX度以上/以下になったら、冷房/暖房をONにする
- 部屋の湿度がXX%以下になったら、加湿器をONにする
開閉センサー
次は開閉センサーです。
開閉センサーというとなんのことかわからないかもしれませんが、要はドアが閉まっている状態なのか、開いている状態なのかを検知するセンサーになります。
一見するとめちゃくちゃ地味なセンサーなのですが、ドアを開けっぱなしにして困るものってありませんか?
開閉センサーの使い所は実はかなりたくさんあって私自身も使いきれていない部分もあるのですが、例えば以下になると思います。
- 玄関/ベランダのドアが閉まっているのかどうかを検知してスマホに通知する
- 冷蔵庫のドアが開けっぱなしを検知する
- ベビーゲートの開けっぱなしを検知する
特に小さな子供がいる家庭の場合は、ドアが勝手に急に開いたときに気づかないということを避けたいと思いますし、さらに誰がいつドアを開けたのかという記録を残しておくという点でも開閉センサーは有用です。
光検知センサー
光検知センサーは、使い所の難しいセンサーです。
検知するタイミングに関しては、明るくなった/暗くなったタイミングで検知するわけですが、それが太陽の光であったり、もしくは部屋の電気であったりという動作に合わせて家電を操作する感じになります。
- 太陽の光を検知して、カーテンの閉める/開ける
- 外の明るさを検知して、部屋の照明の明るさを調節する
空気質センサー
最後は空気質センサーです。
空気質というのは、いくつか検査項目があるのですが、よくある検査の項目としては、PM2.5などの花粉の検知、もしくは部屋の中の二酸化炭素濃度の検知になります。
特に二酸化炭素濃度に関しては、この数値が高いと部屋の換気をしろということになるので、高くなったときに部屋の換気扇を回す(スマート指ボット)なんて使い方は面白いかと思います。
スマートセンサーの選び方
それでは、ここからスマートセンサーの選び方になります。
同じシリーズのものから選ぶ
先ず選ぶ上で一番最初に検討すると思われるのが、同じシリーズのものを購入するパターンですね。
というのもスマートホームデバイスというのは、家電同士が連携すると言っても、同じシリーズのものでもない限り、捜査のためのスマホアプリも違いますし、オートメーションが作れるのも同じシリーズだけというものも結構あります。
例えば、IKEA Tradfriのモーションセンサーに関しては、照明と一緒に購入することで爆安センサーになるわけですが、基本的にIKEAのTRADFRI照明としか連携することはありません。
それでもスマート電球とだけでいいから取り敢えず連携させてほしいというのであれば、これでも十分ですし、何よりもお手軽す。
一体型のものから選ぶ
次に一体型デバイスのものから選ぶパターンになります。
このタイプに該当するのが、スマートリモコンで有名なNature Remoになるかと思います。
Nature Remoに関しては、スマートリモコンとして動作するわけですが、リモコン自体に温湿度センサー、光検知センサー、人感センサーが組み込まれています。
そのおかげで、Nature Remo以外に別のデバイスを購入しなくても、センサー情報をトリガーにして、エアコンやテレビ、照明などを操作できるというわけです。
それ以外にもスマートカーテンなんかも光検知センサーが組み込まれているものがあるので、太陽の光を検知させてカーテンを開閉するなんて使い方ができるのも一体型のメリットですね。
逆に一体型のデメリットとしては、同じデバイスとしか連携できないという点があります。
せっかくのスマートセンサーなのですから、そこで取得したデータも上手く他のデバイスのトリガー情報として活用したくなるのですが、それができないのが残念なポイントです。
アレクサ対応のスマートセンサーから選ぶ
最後は個人的に一番オススメのアレクサ対応のスマートセンサーを選ぶということです。
アレクサ対応のスマートセンサーの1番の利点は、アレクサ対応のスマートデバイスにトリガーとして共通的に使えるというわけです。
以下はアレクサアプリのルーティーンからセンサーを表示させたスクショになります。
ここに写っているスマートセンサーは、SwitchBotのものになりますが、SwitchBotのセンサー情報を基に、Philips Hueの照明を操作することもできますし、Nature Remoでテレビを操作したりすることもできると、まさに自由自在になります。
このデバイスの残念なところは、そもそもアレクサ対応のスマートセンサーの種類がほとんどないことです。
私が持っている中でもSwitchBotのセンサーのみがアレクサ対応になっています。
オススメのスマートホーム対応センサーランキング
ここではオススメのスマートホーム対応のセンサーをランキング形式で紹介していきたいと思います。
3位:Nature Remo3一体型センサー
先ずは一番お手軽な一体型タイプのセンサーになります。
Nature Remoシリーズは、miniモデルと通常のものがありますが、主な違いはセンサーの種類です。
センサーの数が多ければ多いほど、連携できることは増えますので、色々なデバイスと連携させて使いたいという人であれば、Nature Remo 3の方が良いかもしれません。
但し、あくまでもスマートリモコンになるので、自宅が赤外線リモコンで操作できる家電が少ない場合には、そこまで活用できないかもしれません。
2位:IKEA TRADFRIモーションセンサー
次は、IKEA TRADFRIモーションセンサーになります。
このモーションセンサーは、IKEAもしくはPhilips HueなどのZigbee対応の照明としか連携しないというデメリットがあるのですが、それ以上にも増して有益なのがその値段の安さです。
正直照明などは家中の電球をスマートライトに変えるとかなりいいお値段がするものです。そこにさらにセンサーを部屋中に取り付けていったりすると本当にいくらあっても足りなくなってしまいますね。
IKEA TRADFRIセンサーに関しては、電球とセットで購入することで、1つ実質500円程度でGETできてしまいます。
個人的にオススメのTRADFRIモーションセンサーの使い所は、廊下/玄関の照明の自動化になります。
廊下などは電気をつけっぱなしにしがちなところですが、IKEAのモーションセンサーと連携させれば、電球ごとにセンサーを組み合わせて、人の動きと連動させて照明をつけていくような自動化も可能です。
1位:SwitchBot センサー
最後に個人的な1番のオススメはSwitchBotシリーズのスマートセンサーになります。このデバイスのすごいところなんと言っても、まずはそのシリーズデバイスの多さです。
家中の家電を1つのシリーズだけでカバーできるのはおそらくSwitchBotだけと言っても過言ではないぐらいの、デバイスの豊富さです。
SwitchBotシリーズに関しては以下の記事も併せてご覧ください。
対応センサーは温湿度、人感、開閉の3種類になりますが、それ以外にもSwitchBot見守りカメラ、屋内カメラで動作検知などもにも使えます。さらにSwitchBotのすごいところは、これだけシリーズ豊富で、連携もできて、使いやすいのに、値段がかなりお手頃なことですね。
この値段帯であれば、気兼ねなくセンサーだけ部屋ごとに幾つも買えてしまいそうです。
我が家は全部屋に1つずつ温湿度センサー、人感センサーを配備しています
さらにさらにこのデバイスのすごいところは、なんとアレクサ対応であることです。
正直アレクサ対応のスマートセンサーは、Echo Show内蔵以外にないものだと思っていましたが、SwitchBotが数少ないメーカーの1つになります。
自宅のスマートホームのレベルを上げたい人には、SwitchBotを使ったホームオートメーションを試していただきたいと思います。
みんなの口コミや評判
まとめ
スマートホーム対応のセンサーはどんどん値段も安くなってきているので、スマートデバイスに興味のない人もとりあえずスマホで温度や湿度がチェックできるというぐらいの気持ちで先ずは買ってみるというのも良いと思います。
それではみなさん参考にしてみてください。
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