スマートホームを楽しみたいなら、まず初めに導入をお勧めしたいのがスマートライト(LEDランプ)だと思っています。
というのも、毎日の生活の中で最もON/OFFをしているのが、おそらく照明だと思います。キッチン、廊下、トイレ、洗面所のような常にいるわけではないけど、使う時には必ず電気がついていて欲しいところ。
もしくは寝室やダイニングなど、ある決まった時間で必ず電気をつけたり、消したりするところ。
こんなところにこそスマートライトはピッタリだと思います。
今回はそんなスマートホームの導入としてもおすすめなTP-LinkのスマートLEDランプ、Tapo L530Eをレビューしていきたいと思います。
TP-Link Tapoシリーズとは?
先ずは、TP-LinkのTapoシリーズとは?というところなんですが、TP-Linkは日本でもWi-Fiルーターやセキュリティカメラのメーカーとしてよく知られていますよね。
当サイトでも今までTP-Link製のルーター、カメラについては数多くレビューさせていただいております。
その中でも今回の”Tapo”というのは、TP-Linkの中でも特に”スマートホーム”に特化したシリーズになります。
今までは、LED電球、テープライト、プラグしかなかったのですが、今年に入ってロボット掃除機、ハブデバイス、センサー、スイッチと一気にラインナップを拡充していっています。
Tapo L530の外観|
それでは、早速今回のTapo L530の外観から確認していきたいと思います。
製品仕様の部分になりますが、基本的にはTapoのスマートLED電球はこのカラータイプとホワイトグラデーションタイプの2種類のみで、基本的な口金(E26)、ワット数(60W)は全て同じになっています。
また通信方式としては、2.4GHz帯のWi-Fiのみになるので、5GHz帯には繋がらないので注意してください。
800ルーメン(60W相当)ということなので、この電球1つだけで部屋全体を照らすというよりも、間接照明的に使うぐらいの明るさになります。
中身を取り出してみます。
基本的なサイズ感はE26のものになります。若干気持ち小さいような気もしますが、こんなものかなという感じです。
我が家にあったSwitchBot社のものと比べてみます。
SwitchBotのものと比べると僅かに配光角度が多いかなという感じですね。
持った感じ、かなり軽いなと思ったので、重さを測ってみましたが、約64gといういったところです。
かなり軽いですね。
因みにSwitchBotのスマートLED電球についても重さを測ってみたら、こちらは約90gになっていました。
どちらにせよ天井につけるだけなので、重さはあまり関係ないのですが、こう比較するとずいぶん違いますね。
ただSwitchBotに関しては、BluetoothとWi-Fiのどちらにも対応しているので、その分の重くなっているのかと思われます。
Tapo L530Eのポイント
ここからは、Tapo L530Eの製品のポイントをいくつかピックアップしていきたいと思います。
お手軽に照明をスマート化できる
L530Eの便利さはなんといっても、その手軽さです。
接続方式がWi-Fi接続になっているので、自宅のWi-Fiルーターに接続さえできれば、あとはスマホから電源ON/OFFが可能です。
通常スマートホームで使用されているスマートライトは、一般的にハブ(Hub)と呼ばれる、インターネットやスマホに接続するためのデバイスが必要だったりするのですが、このTapo L530に関しては、単体でWi-Fi接続が可能なので、ハブデバイス不要で操作が可能です。
操作は基本Tapoアプリから実行することになるのですが、いつでも外出先からの操作が可能です。
またスケジュール機能を使えば毎日決まった時間に、ランプを点けたり消したりすることができるので、「朝7時になったら廊下の電気を消す」「夕方暗くなったら電気を点ける」なんて使い方も簡単にできます。
調光・調色対応
一般的なLED電球が1つあたり500〜800円程度になっているかと思いますが、調光・調色機能がついた物だと、結構な値段がするものも多いです。
例えば、スマートライトで有名どころのPhilips Hueだと、電球1個あたり5000〜8000円程度と、通常のLEDと比べると10倍近くの値段になっています。
Tapoシリーズでは、ホワイトカラーであれば1つあたり1500円程度とかなり安く導入ができます。さらにはセール期間中などにまとめ買いをすれば、家中のLEDランプをまとめてスマート化なんてことも比較的コストを抑えて実現できますね。
Tapoセンサーとの連携でさらに便利に
さらに、Tapoシリーズでは各種センサー(人感・開閉・温湿度)も販売されているので、一緒に自宅に導入すれば、さらにスマートな使い方が可能です。
オススメの使い方としては、廊下でのスマートランプ+人感センサーの組み合わせです。
廊下の電気をつけっぱなしにして、子供を叱ったり・叱られたりすることってありませんか?
また一人暮らしの時に毎日夜に帰ってきたら部屋が真っ暗で怖いなんて思いをした人はいませんか?
人感センサーを使えば、人の動きを検知して、電気をつけて、また数分後には勝手に消灯なんて連携も可能なので、もう怒ることも・叱られることも・寂しい思いをすることもなくなりますね。
スマートスピーカー(アレクサ、Googleホーム、Siri)からも音声操作が可能
また自宅にAmazon EchoやGoogle Nest Hubを持っている家庭であれば、Tapoアカウントと連携させることで、音声で照明を操作することができます。
例えば、「ダイニングの照明を消して」「玄関の照明を明るくして」なんて、音声操作をすることできるので、なんだか自宅がワンランクアップグレードされたような気分になれますね。
またその他のスマートスピーカー対応の各種デバイス(照明・センサーなど)とも連携させることもできるので、使い方の幅も広がります。
Tapo L530Eで気になった部分
ここでは実際にTapo L530Eを使ってみて気になったところも紹介していきます。
E26のLED電球のみ
機能的な面においては、スマートLED電球として基本的なものは全て揃っているかと思います。
ただ唯一気になるところとしては、やはりE17サイズのものがないことですね。
特に我が家のように間接照明多めで、家中の電気をスマート化しているような家だと、どうしてもE17しか対応していないテーブルランプ、フロアランプが出てきます。
そういったランプだけ、スマート化できない、もしくは他社製品のものを使うとなると、なかなか悩ましいなと思う部分はありますね。
他社のスマートLED電球との比較
他社で販売されている代表的なスマートLED電球と比較してみました。
TP-Linkの電球を他社と比較してみると、ホワイトグラデーションの電球においては2023年9月19日時点では最安値という感じですね。
機能的なところに関しては、やはり照明に特化したIKEAやPhilips Hueの方が上回る部分もありますが、豊富なセンサーや他のスマートホームデバイスとの連携ということを考えると、TP-Linkの方が使いやすい部分もあるかと思います。
まとめ
今回はTP-LinkのスマートLED電球、Tapo L530Eについてレビューしていきました。
- ハブ不要でお手軽に操作できる
- カラー調光が〜2000円で対応
- アレクサ・Google Homeからの操作可能
- E17対応の電球がない
スマホでON/OFFして、スケジュールで自動化、音声から操作、と色々な形から照明をコントロールできるようになるので、まさにスマートホームといった形ですね。
照明を自動化すると一気に毎日の作業の1つが明らかに減っていくので、これからスマートホームを始めてみたいと思っている人はおすすめのデバイスです。
その中でもTP-LinkのスマートLED電球は、低価格&高機能のスマートLEDランプかと思うので、これからスマートホームを始めてみたいと思っている方にはおすすめの1台かと思います。
是非みなさん参考にしてみてください。
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